ZIIN
GENDERLESS NAIL CSOMETICS
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プロジェクトイシュー未成熟なメンズネイル市場において、確かな先行優位を確立する新ブランドが創れるか?
市場規模が小さく、採算性がまだ見えないメンズネイル市場の中で、事業の持続性を担保しながら市場の創出を促し、先行優位を確立するという課題に向き合う。市場の詳細分析から、メンズネイル市場と重なり合うセグメントを発見し、持続可能性のある市場へと統合する独自の市場ポジションを設計する。さらに、そのポジショニングを成功させるためのブランディング戦略の要「ブランドシステム」を設計する。
ブランド紹介ZIIN(ジ・イン)
「あらゆる境界を超えて。クリエイティブを愛するすべての人に、指先に身につけるアートを」ZIIN(ジ・イン)は、アート・音楽・映画・建築・古典など様々なカルチャーから得たインスピレーションを基に、ネイルを通じてアートを表現するクリエイティブチームです。伝統的なネイルカルチャーを再解釈し、ジェンダーの境界を超えた斬新なカラーリングとテクスチャーを使用し、ネイルに可能な表現を究極まで追い求めます。

アンサー「ジェンダーレス × カルチャー」を軸に属性の異なる複数ユーザーを捉える
ファッションやコスメの世界において、女性発のトレンドを男性が受け入れていく流れ「ジェンダーレスの潮流」に着目。時代を先行く男女両方の共感を得ることで、「ジェルネイル × メンズ」のセグメントでは足りない市場規模を「ジェンダーレス × カルチャー」のセグメントで補完し、市場が拡大するまでの持続性を担保する。


01 _ 事業企画 & コンセプト開発
本プロジェクトでは、まず男女のネイルユーザーとそれ以外に「メンズネイルに対する意向」と「調査対象者の属性」を調査した。その結果「メンズネイルを積極的に支持する」と答えたユーザーは、男女ともに、ファッションや音楽などの文化的興味が高く、チャレンジ精神が高く、性別よりも個性を重視する価値観が強いことが確認できた。この層がメンズネイル市場の「イノベーター&アーリーアダプター層」であり「将来的にメインストリーム市場へ拡大するための強力な支持者」となり得ると判断した。
そのため、本ブランドは単に「ジェルネイル × メンズ」のセグメントを狙うのではなく「ジェンダーレス × カルチャー」とポジションし、女性発のトレンドを男性が受け入れていく流れ「ジェンダーレスの潮流」を掴み、時代を先行く男女両方の共感を得ることで、足りない市場規模を補完し、新たな市場が創られるまでの持続性を担保することとした。
以下、本プロジェクトの要所
- 事業維持が困難なマイクロマーケット参入への対応
- 複数オーディエンスに刺さるポジショニング
- メインストリーム市場拡大時期のための仕込み
02 _ ブランディング戦略設計
本プロジェクトの最大の難所は、身体属性の違う対象ユーザーが2ついることである。一般的に男性ユーザーは女性ユーザーよりもネイルを塗り慣れていない、また物理的に手や爪の大きさが違う。今後の市場拡大のためには、男性ユーザーの心理的ハードルを下げていく必要がある。「製品の知識」「物理的制約」「心理ハードル」これらを解決するブランディング戦略が必要となる。
まずはオーディエンスが、この新しいブランドと接した際、直感的、感情的、論理的に「時代を先行くジェンダーレスなネイルコスメだ」と瞬時に理解してもらうための、ブランドシステム(ブランドガイドライン)を設計した。あわせてこの段階で、知識が不要になるほどのシンプルな工程を実現しつつ、男女兼用で使えるプロダクト要件を設計した。これは将来的にメインストリーム市場へ拡大するためのホールプロダクトである。以下にシステム設計時の工程を一部紹介している。
ブランド名の策定
- ZIIN(ジ・イン):試行錯誤を繰り返した最後に行き着く場所として「Z」をモチーフに、クリエイションを注ぎ込む想いを「IN」に込めて思案した。「Nの反転」は物事の表裏を見据え本質を捉えるチームの姿勢を表現した。アーティスティックな高い精神性を表現するため「寺院(ジイン)」を想起させる響きに整えた。よりモードでミニマルな印象を与えるため、コンデンスドなサンセリフ体の大文字を使用し、ベースラインとアッセンダーラインを整えた。日本語読みの中黒は商標申請対策である。
ブランド・ビジョンの策定
- このブランドが何を目指しているのか。ブランドの精神性を明確にすることで、属性の違う複数のユーザーを統合する。今回はターゲット層に共通する「性別よりも個性を重視する価値観」「文化的要素への高い意識」を組み込んだ。
- ブランド・ビジョン:「ZIIN(ジ・イン)は、アート・音楽・映画・建築・古典などから得たインスピレーションを、ネイルを通じて表現するクリエイティブチームです。美しさとユーザービリティを融合した、よりミニマルで感覚的な機能美を求めて、従来のカルチャーを再解釈し、ジェンダーの垣根を超えたユーザービリティとクオリティを追求していきます。」
プロダクト要件
- 「ミニマルな工程」「男女兼用可能」を実現するための、具体的なプロダクト要件を定めた。ジェル製品は基本1工程で使用可能なものとし、週末のみのメイクアップと日常使いに分けられるよう、ベースジェル等で調整できるよう設計。ネイルライトは男性でも使用可能かつ最適・最小な内部空間などの要件を設計した。
メイン市場への橋頭堡を築く
未成熟市場への参入は常に、市場開拓コストと時間、それに伴うキャッシュフローの確保が必要となる。今回私たちは、将来的なメンズネイル市場の支持者を含めてターゲティングすることで、市場規模の小ささを補完し、将来的なメインストリームへの橋頭堡を設計できたが、一方でプロダクト要件への難易度を高めた。
このようなケースは、自社に十分なプロダクト開発のノウハウや経験があり、ローンチまでの時間を従来よりも長く設定することで、実行が可能になる。実際に、製品モックの作成時では、通常の製品開発では考えられない工数の、ユーザービリティテストや調整が行われた。
プロジェクトの概要
- OVERVIEW
- 未成熟なメンズネイル市場において、メインストリームになるまでの持続性を担保しながら、確かな先行優位を確立する新ブランドを創ること
- INDUSTRY
- 化粧品 _ メイクアップ _ ネイル
- SERVICES
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- 事業企画 & コンセプト開発
- ブランディング戦略設計
- DELIVERABLE
- 市場・競合調査・STP分析レポート
コンセプトステートメント(市場ポジション、ターゲットオーディエンス、セットオブベネフィット)
事業予測財務諸表(PL・BS・CF)
ブランドガイドライン(BC・VI・ロゴデータ)
プロダクト要件設計
OEM業者選定(ライト、ボトル、サプライ、バルク)
資材製造業者選定(化粧箱、取扱説明書、POP)
- CREDIT
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- STRATEGIST
- CLÉMENT CORDIER
- CREATIVE.D
- CLÉMENT CORDIER
- DESIGNER
- CLÉMENT CORDIER
- NOTICE
- 本プロジェクトは設立前に手掛けた事例になり、各事業先に許可を得て掲載しています。

お問い合わせ
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